2018年、インポーターである日仏商事さんがフランス・ロワールで取得したワイナリー。ワイナリー責任者は弊社の筒井草(かや)、栽培責任者は Ludovic JOLY (リュドヴィック・ジョ リー)。醸造コンサルタントに大岡弘武氏を迎え、取得した2018年よりワイン造りを開始。2023年3月、初ヴィンテージをリリース。ワイナリーはロワール川の左岸、メーヌ=エ=ロワール県アンジェから南東に約20km、 ソミュールから北西に25kmのクチュール村にある。敷地総面積は森や建物も含め11.53ha。 「ラ・マルティニエール」という場所は、17世紀から文献に登場しており、18世紀よりワ イン造りをスタートしていた。直近の持ち主としては、2014年から2017年までグザヴィエ・カイヤール氏(Xavier CAILLARD)が管理をし、有機栽培を行っていた。醸造所は地下洞窟にあり、すべての畑の中心に位置する。畑から醸造所までの距離というのは、亜硫酸を使用しない自然派ワイン造りにおいては欠かせないポイントである。また年 間を通して温度が比較的安定しており、たとえ猛暑の夏でも醸造所内は16C程までしか上がらない為、温度調整をしなくとも、ゆっくりとした低温発酵が可能である。畑の最大の特徴は、全ての畑が同じ敷地内に存在しており、隣の畑の影響をうけずにマルティニエール独自のテロワールができていることである。また西側から東側へ風が抜け、湿気が溜まりにくい地形が生むマイクロクライメイト(局所気候)のおかげで霜被害 に遭いにくい。全体の畑の総面積は6ha。 標高は一番高いところで70mほど。すこし小高い丘になっ ている。密植度は4500本/ha。樹間が1mで畝間が2mとなっている。平均樹齢25年、南東向きの緩やかな斜面の区画。 収穫を2回にわけて行った。1回目の収穫では森の近くの酸が保たれた状態の葡萄と、実が付きすぎていて熟す前に破裂の危険性がある葡萄を収穫し、垂直式プレスでダイレクトに圧搾を行い、重力によって樽に入れる。1週間の間隔をあけて行う2回目の収穫では黄金色に熟した、残りのものを収穫。ダイレクトプレスで樽に入れて発酵、熟成。2年間の発酵期間の後、アッサンブラージュを行いグラスファイバータンクで1年の発酵、熟成。2021年9月に瓶詰め。
(インポーター資料参照)生産者:レ・ジャルダン・ドゥ・ラ・マルティニエール
生産地:フランス/ロワール
品種:シュナンブラン
タイプ:白
容量:750mlnewitem202310_04
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